・小島和男さんから『反出生主義入門』の献本を頂いた。私が過去に『ただしい人類滅亡計画』という反出生主義をテーマにした小説(?)を書いた縁ではないかと思う。小島さんは反出生主義を語るうえでかならずひかれるベネターの『生まれてこないほうがよかった』を邦訳した方。
・あとがきを読んだら、なんと私の書籍のこともちらっと言及されていた!
・品川として……。
・オイオイオイオイオイオイオイオ~~~イ!! 誰が品川じゃい!!!!
・まあよくある(本当によくある。仕事の依頼をうけて最初から最後まで品川としてこなしたこともある)ので全然いいんですが! むしろ言及&献本頂いてとても嬉しいです。
・本文は全部読んでないんだけど、2019年12月号の現代思想で森岡正博氏が述べていた
「生まれてこないほうが良かった」と論理的に言えるか言えないかということは、それだけ取り出してみればこれは非常に知的なパズル解きですよね。ただ、みんなでこのパズル解きに熱中して、この問題をそういう方向へ押し進めていったら、本当にこの問題を実存的な自分の問題として抱え込んでいる人たちにとっては、強い言葉を使わせてもらえば、自分たちが侮辱されているような気になると思います。
という部分について、その「実存的問題/パズル解き」の二分法の危うさを指摘している部分を読んで、そうですよね、と思った。なぜなら「パズル解きに見えるものがそのパズル解きをしている当人自身にとっての実存的な問題になっていないとは断言できない」からである。
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