「鈴の音」2024年12月24日の日記

日記

「そろそろ言ったほうがいいのかな」

 妻の優子が呟いた。

 十一月も終わりに近づき、街はすでにクリスマスの装いを整え始めていた。

「まだ早いんじゃない?」

 夫の健一は新聞から目を上げた。リビングの窓の外を見やった。今ごろ息子の陸人は学校で黒板に向かっている頃だろう。

「あえて言うほどのことでもないだろう。勝手に気づくさ。もう四年生だろ」

 

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