「受刑者の妄想みたいな食生活」2019年9月5日の日記

・会社のネタ出しでいい感じの成績になると、昼食でちょっといいところに行ける制度がある。これはそのご褒美ランチの定番「ぽん太」のとんかつ定食。異常に分厚いカツに薄い衣がついていて、肉は箸で切れそうなほど柔らかい。通常のとんかつと全く違う文法で作られているような感じがあるので、うまいが客はみんな「？」を頭に浮かべながら食べている。必ず添えられてるちっちゃい芋のフライの存在意義もよくわからない。謎のとんかつ。2900円もするだけある。2000円を超える食事では味より「謎」を買うべき。

・店そのものはかなり老舗で年季が入っている。がくがくの老人が料理を運んでくる。悪く言えばちょっとボロい。おしぼりも、なんか　　　　にしか見えないし。でもとんかつはうまい。食べると空が晴れるともっぱらの評判だ。