・ギリギリまで進まなかった原稿をどうにかこうにか書いて提出。いっさいの遊びがない、ガチガチの文章になってしまった。
・こう見えて私は「真面目なことを面白く」というやつをやるのが苦手だ。もうちょっと具体的には、シリアスな内容のことについて冗談やおもしろい例えを使いつつ解説する、というようなあれ。真面目なことについては真面目にしか話せないし、それが一番おもしろいと思っているようなフシがある。だいたいにおいて比喩は誤解の温床だし、「真面目」のために使われるユーモアには保険屋の笑顔にも似た嫌さがある。もちろん、ユーモアと真面目の両方をうまく使いこなせる人もいるのだが、そういった人の書く文章をよく読むと、ユーモア部分と真面目部分はハッキリと分離していることがわかる。面白いことを言って、それで同時に真面目な用事も済ませるというのは、基本的には詐欺師のやり口だと思ったほうが良いです。



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