・『追燈』(岡田索雲)が一週間無料公開されている。関東大震災時の朝鮮人虐殺が題材であり暴力的な描写もあるが、すごい作品なので。
・動画が出てます。きららになった。
・きらら4コマの「感じ」をやってみたかったのでやったんだけど、もしかするとおじさんがやるもんじゃなかったかもしれません。
・もしかすると、これをきっかけに「きらら漫画」を知った人もいるかもしれないので、一応言っておきたい。
・まんがタイムきららの漫画はもっとちゃんと面白いです!!
・これはあくまでパブリックイメージの煮凝りであって、個別の既存作品をあらわしているわけではない。『ゆゆ式』とか、4コマ全体から見てもすごい変な漫画なんだ。キルミーベイベーとかだってそう。でもそれをピンポイントで再現すると特定作品のオマージュになってしまうジレンマがある。
・戦隊パロ系の作品がぼんやりしたスーパー戦隊というイメージの再現以上のものにならず、戦隊ファンからすると微妙な見栄えになるのと構造が似ている。平均顔の人が誰にも似てない、みたいな……。それは違うか。ファンは各作品の、形式からはみ出した尖った部分をこそ楽しんでいるのだけど、形式のパロディはそこをすくい上げることができない。
・最近のきらら系作品はぼざろくらいしか観てこなかったので、今回『きらら』本誌を買って読んだりもした。そしたらなんか、やっぱり実際のきらら作品とパブリックイメージには結構なズレがある。
・まず、けっこうハイコンテクスト。ひとつの4コマで完結している作品って実はそんなになくて、4コマ1小節で区切ったようなストーリー漫画のほうが多い(4コマで落とす伝統はまんがホームとか本家まんがタイムとかのほうが守っている)。だから連載中の作品を途中から読んでも、ストーリー漫画並みに何が書いてあるのかよくわからなかったりする。途中から4コマじゃなくなってふつうのコマ割りになる演出も普通に使われている。
・あと、けっこうギスギスしている。というと言い過ぎだけど、緊張感のあるマンガも多い。女の子だらけのほのぼのマンガだけじゃなくて、三角関係とか進路とか、リアルな悩みや障壁を題材にしたシリアスな作品もある。なんかセフレがうんぬんみたいな作品まであり「いいの!?」と思ってビビった(『好都合セミフレンド』)。
・総じて、女の子+4つ打ちのリズムで構成されている以外はなんでもありなのがきらら系作品であり、そもそもオチやギャグという観念からも自由である。実態に即して見ると、そう簡単にステレオタイプを導くことはできない。ただ「ジャンプっぽいノリ」がなんとなく共通認識としてあるように「きららっぽいノリ」もやはり存在して、それはアニメ化して人気の出た『けいおん!』を筆頭とする作品群が大きく影響していると思う。
・私は『GA 芸術科アートデザインクラス』が好きだった。
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